39年9ヶ月の生涯と25年にわたる活動。これまでに発売された11作に及ぶCDアルバム/シングル(2006〜2016年)より自ら選曲し、リマスタリングされた全17編。それは、彼が生きた京都の細道のように、繊細で儚く優しく続くポエトリー・リーディング。
「詩人」そして「ポエトリーリーディング」。マイク一本、唯一無二のスタイルで、クリープハイプとのツーマンや中村佳穂とのバンド結成、狂言師・茂山童司(現 三世千之丞)とのヨーロッパ公演など、長い旅路を続けてきたchori。プロフィールにあるとおり、その数奇な人生は、彼の詩作のほとんどの場面では顔を出さず、あくまでも市井のただの「詩人chori」として地図はつくられていく。日常のふとした些細な出来事も彼が詠めば、せつなく温かい〝ものがたり〟となり、暗闇と隣り合わせの今にも消え入りそうな、かぼそい光が、このベスト・アルバムには詰め込まれている。始まりの時を告げる「The Park Is Mine」。繊細な旋律に乗せて力強く叫ぶ「アートアンドマインド」。軽やかなビートとともに明日へと誘ってくれそうな「季節」。もう逢うことの叶わない愛する友に優しく語りかける「呼び声」。自身の無力さを引き摺りながら、進むべき道への固い決意を記した「しけるいかばね」など全17編。
01. The Park Is Mine / 02. すべて光 / 03. 730 / 04. アートアンドマインド / 05. たべもの / 06. 季節 / 07. 聴きたくないような歌だけがやさしい / 08.手紙 / 09. タラチネ / 10. ふらちですか? / 11. なとつみ / 12. 呼び声 / 13. バイバイバイ / 14. ぼくたちはなんだかすべて忘れてしまうね / 15. しけるいかばね / 16. ベイビーグッドラック / 17.きみにあげたいものはないけど、今、うたいたい歌があるよ
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